わたしたちの技術

Technology & Innovation

体外増幅技術

2019年、東京大学医科学研究所 山﨑聡特任准教授(現筑波大学教授)と中内啓光特任教授(Stanford大学教授を兼務)のチームは、マウスの造血幹細胞の体外増殖技術の開発に成功しました*1
造血幹細胞を体外で大量増幅ができるようになったことに加えて、血清アルブミンやサイトカインなどの生物由来物質を使わない増殖培地を見出したことにより、培地成分のばらつきを極力抑え、造血幹細胞を安定して高品質かつ大量に、かつ安価に増殖する道が開かれました。
その後、この成果をさらに発展させて、ヒトの造血幹細胞にカスタマイズした増殖培地の開発にも成功しました*2,3,4。これにより、再生医療等製品として実用化が可能な段階に到達することができ、セレイドセラピューティクスはこれら研究成果を受け継ぎ、具体的な製品化を目指して取り組んでいます。

  • *1 Adam et. al., Long -term ex vivo hematopoietic-stem-cell expansion allows nonconditioned transplantation. Nature. 2019 Jul.
  • *2 Sakurai et. al., In vivo expansion of functional human hematopoietic stem progenitor cells by butyzamide. Int J Hematol. 2020 Mar.
  • *3 WO 2021/049617
  • *4 WO 2021/149799
体外増幅技術

わたしたちの技術の優れた点

わたしたちが有する造血幹細胞の増幅技術の極めて優れた点として、第一に、体外での増幅が可能であり、さらに、増幅した細胞の品質が安定しているという機能的な点が挙げられます。次に、高コストの生物由来物質ではなく、低コストの人工化合物質を利用して、少ない造血幹細胞を高い増幅率で増やすことが可能であるため、品質管理が容易である点が、産業利用に適しているといえます。

技術的に優れた特徴・産業利用に適した技術

また、臍帯血、骨髄、末梢血と、その由来に関わらず造血幹細胞を体外増幅することが可能です。

いずれの採取法でも造血幹細胞の増幅が可能

さらに、体外増幅したヒト造血幹細胞を免疫不全マウスに移植した結果、マウス生体内でヒト造血幹細胞が生着できたことも確認できています。

ヒト幹細胞→体外増幅→免疫不全マウスへ移植→生着

こうした研究成果を基に、当社ではヒトへの臨床応用に向けて開発を進めています。

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